ジュンコチャン

第60話 反省の色と土の色

※この小説にはプロモーションが含まれています。

違う学年とペアで行う団体競技である台風の目だが、6年生とペアを組むのが1年生であり
1学期の初期ぐらいに行われていた1年生対抗障害物競争の功績があってか
例によっては例のごとく、幸助はあの問題児である順子ちゃんとペアに羽目に。
薫も友ちゃんとペアになってしまうが二人の関係は良好のため
息の合ったパフォーマンスを見せてくれるだろう。
順子ちゃんと友ちゃんは桂里奈とペアになることを望んでいた二人だったが
この組み合わせに納得していないなかったのは順子ちゃんで幸助も同じであった。
そして意外なのは桂里奈とペアになるのが良樹であることだ。
1年3組の中でも順子ちゃんに及ばないが大気と同じく運動神経が良く足も速い良樹。
きっと桂里奈となら、良樹の実力を十分に発揮できるはずだ。
清水先生と牛久先生の作戦は功を奏すのだろうか。
台風の目で桂里奈と良樹のペアがどんな活躍を見せるか気になるところだが
そんなことよりも順子ちゃんと幸助のペアが最初の走者であるため既に展開は暴風域に達している。
1組チームと2組チームのペアと並びスタート位置に着いた順子ちゃんと幸助。


スタートの合図をする先生がホイッスルを口に加える。
順子ちゃんは長い棒を強く握りしめる。
日本列島の台風が近づくような瞬間が訪れた。
ホイッスルを吹き、いよいよ台風の目がスタートする。
順子ちゃん「うおおおおおおおおおお!」
幸助「うあ~!」
大きな声で勢いよく飛び出し走る順子ちゃん、長い棒で繋がれた幸助は膝が地面に付いて引きずられていく。
台風の目は本来ならペアや仲間と長い棒を持って肩を並べるのはもちろん足並みを揃えながら走るのに
順子ちゃんは突っ走り、長い棒は縦方向の状態で折り返しのカラーコーンへと向かっていき
その行為はルール違反に等しくパートナーである幸助に怪我をさせてしまう恐れがある。
順子ちゃんを支えきれず、このまま進んでしまうと折り返しのカラーコーンで
順子ちゃんは回ることはできても、幸助は地面に転がりながらカラーコーンを巻き込んでしまうだろう。
ある意味で順子ちゃんは台風の目であり、幸助はその渦の中へ引きずり込まれていくようだ。
怪我をするくらいなら長い棒を放したほうが安全だ。
それは制御が効かない暴走列車を無理に止めるのではなく連結器を外して
その先で何かに衝突して巻き込まれるリスクから避けられるということだ。
しかし幸助は6年生としての意地を見せ踏ん張る。
幸助「おい!落ち着けって!順子ー!」
順子ちゃん「うあ!っと!」
なんとか体勢を立て直し6年生男子相応の筋力で長い棒を両腕で固定し順子ちゃんを静止させた。
急にビタッと止められ後ろから引っ張られて順子ちゃんは後ろに転びそうになるが、
棒が支えになったおかげて倒れることはなかった。
順子ちゃん「なにすんのよ!幸助!このままじゃビリになっちゃうわよ!」
相変わらず順子ちゃんは勝つことしか考えていないようだ。
確かに足を止めては勝つことはできない。
それどころか足を止めてしまったせいで他のチームに抜かされてしまったではないか。
順子ちゃん「あ!やばい!」
幸助「うわああああ!」
他のチームに抜かされたのがわかり順子ちゃんは焦って再び走り出し幸助はまた順子ちゃんに引っ張れられる。
幸助「うわっぐうぅううう!」
幸助は長い棒を両手で持ち、足で支えようとするが引きずられ地面が抉られていく。
順子ちゃん「ちょっとこれじゃ!全然前に進まないじゃない!」
幸助はまた転ばないようにする長い棒にしがみついているが
それがかえって順子ちゃんの足を重くさせてしまっている。
6年生男子の体重と腕力なら、1年生を制御することはいともたやすいはずなのだが
順子ちゃんは幸助という6年生男子を引っ張ってしまうほどの力がある。
1年生でしかも女子こんなことをやってのけるとは、言うなれば怪物だ。
だが流石に幸助を普通に走りながら引っ張れるほどスムーズに進むことはできず
大きな岩を縄で運んでいるような足取りである。
それでも幸助をあのように引きずられてしまっているため、幸助の担任の牛久先生もこの光景に引き気味だ。
牛久先生「幸助があの1年の宮沢さんに振り回されるとは、なんて恐ろしい子なんだ…」
玉入れのチェッカー役をしていた牛久先生だが、
順子ちゃんにぶつけられた頭部があの時を思い出すかのようにジーンと痛み出した。
ブランコの件や障害物リレーでもその片鱗を見せ付けられていたが
ここまで順子ちゃんが問題を起こすとは思わなかったのだ。
大玉転がしの騒ぎで順子ちゃんの恐ろしさを痛感したが
経験者でもある幸助であれば彼女を制御できると思っていたが甘く見ていた。
かつては問題児だった幸助もある一件を経て丸くなってきたが、尖りに尖り切った新たな問題児に翻弄されてしまっている。
それと加えてたちが悪いのは、幸助のような明確な悪意を持ったいたずらではなく
その順子ちゃんの無邪気さが大きな問題を引き起こしているのだ。
牛久先生「桂里奈を宮沢さんとペアにしなくて良かったですね…清水先生…」
清水先生「はい…」
清水先生は申し訳なさがいっぱいでただ「はい」と返事することしかできなかった。
牛久先生と清水先生の会話をからどうやら桂里奈と順子ちゃんをペアにする節があったようだ。
今では桂里奈を順子ちゃんとペアにしなくて正解だったと思っている。
桂里奈は怪我から治ったばかりでようやくみんなと学校生活できるようになった。
運動会ではよい思い出や結果を残してほしいと思いつつも無理だけはしてほしくないのだ。
また順子ちゃんの乱暴なプレーに巻き込まれて怪我させたくもないのである。
そこには先生としての思いやりも込められていた。
薫「まあ桂里奈にはもうこれ以上怪我をさせたくないっすよね…」
台風の目でペア編成を考える上で、いろいろ葛藤があったはずであり
薫は牛久先生と清水先生の気持ちを察した。
桂里奈も先生たちの話を聞いていたが何も喋らず苦笑いしながらただ順子ちゃんと幸助ペアの不器用な走りを見ていた。
台風の目は直線50メートルに折り返し地点のカラーコーンを1周して往復し約100メートルをペアで走ることになる。
台風の目をすることの意義はお互いに息を合わせて協調性を育むことを目的としているが
順子ちゃんと幸助のペアは協調性の欠片は一つもなかった。
しかし幸助は否が応でも順子ちゃんと合わせようとしたが、順子ちゃんが勝手に一人で突っ走っていてしまったために
互いに歩調が合わなくなりかえって足を引っ張り合うような感じになってしまったのである。
幸助に非はないだろうがもう少し何とかできなかったのではないだろうか。
順子ちゃんに引きずられる幸助はカラーコーンに巻き込まれ、終始このまま次のペアに長い棒を渡すことになった。
練習ではあるが、幸助は6年生としての見せ場はほぼゼロであった。
3組の順位はまさかの最下位、ここから挽回できるだろうか。


薫「おかえり幸助」
幸助「はあ~」
幸助が着ている体操着を少し土で汚れていてなんだか痛々しい。
体操服に付着した土の色は反省の色と呼ぶべきか幸助の小学校6年間の集大成とも呼ぶべきか。
こんな形で幸助が清められてしまった。
地面で転ぶことはあったが幸い怪我はなかった。
牛久先生「お疲れ幸助!」
幸助「牛久先生~俺、順子とは無理です~」
ペア編成を組んでくれた牛久先生に対しての言葉これである。
確かに幸助のその汚れた姿を見れば気持ちは痛いほどわかる。
牛久先生「お前しかいないだろう」
幸助「桂里奈がいるじゃないですか~」
桂里奈「ふふふ…」
桂里奈は気まずそうに笑いながら首を横に振った。
転んで地面の土で汚れた格好した姿が桂里奈ではなく幸助で良かったはずだ。
現在走っている走者は幸助の姿を見ている暇はないが、
並んで待機している幸助のクラスメイトとそのペアの1年生たちも彼に視線が集中した。
牛久先生「お前の気持ちはよくわかる!」
牛久先生「でもよ退院したばかりの桂里奈にこんなことさせるのは流石に無理がある」
牛久先生の言葉にクラスメイトはうんうんと頷きながら笑みを浮かべている。
桂里奈も後ろを振り向いて安堵の色を浮かべつつ鼻で笑っていた。
しかし順子ちゃんのペアになる候補者が幸助と桂里奈の他にもいたはずだと思われるが
やっぱり幸助の方がしっくりくるのだろう。
牛久先生「けどお前は6年生だし運動神経があるんだから、たかが1年生の女子に負けんじゃねえよみっともない」
牛久先生「お前の全力をあの子にぶつけてやればいいんだよ!」
薫「そうだよ!幸助がもっと全力でやればいいんだよ!」
順子ちゃんが幸助の全力に付いてこれるのか、考慮していなかったにせよ
二人の息の合ったプレーで他のチームとどれくらいのアドバンテージになり得るか牛久先生は期待していたのだ。
幸助は運動神経が良い6年生男子なのだからもっと全力で取り組んでやればいい。
順子ちゃんがどんな子なのかは幸助だって理解しているはず。
多少幸助が力み過ぎても順子ちゃんは付いてこれただろうし、寧ろ幸助が順子ちゃんをリードしてほしかったのだ。
順子ちゃんと合わせたかったのか、力の均衡を保とうとしたのか
今回の運動会は問題を起こさないように努めようとした幸助のその慎重さが裏目となってしまい
順子ちゃんの能力を見誤り、ただ彼女に引っ張られるだけの状況に陥ったのである。
幸助が気の毒だと言うよりも、彼の本来の力を上手く出し切れなかったということである。
反省すべき点が幸助にはあるが、もちろん順子ちゃんも反省するべきだ。
また清水先生に順子ちゃんは叱られていた。
清水先生「いつも言っていますが乱暴なプレーはだめでしょ!」
順子ちゃん「う~んでも幸助が…桂里奈お姉ちゃんが良かったな」
桂里奈とペアになりたかったのが本音であり順子ちゃんはその不満を漏らした。
清水先生「あんなことして浅見さんが怪我したらどうするの?」
順子ちゃん「えっと〜それは」
順子ちゃんは桂里奈とペアになりたかっただろうかペアが幸助ではなく桂里奈だった場合は
幸助と同じように清水先生が言う自分だけが勝手に突っ走る乱暴なプレーをしていたのだろうか。
桂里奈に怪我をさせてしまうという清水先生の言葉に順子ちゃんは我に返ったようにうつむいた。
もし桂里奈とペアだった場合は彼女の事情を知っていてそれを一番理解しているから
おそらく幸助よりかは乱暴なプレーはしなかっただろう。
勝つことを優先していた順子ちゃんだったがようやく周りの配慮に欠けていたことに気付き始める。
順子ちゃんはゆっくり清水先生から桂里奈の方に視線を向けた。
列に並びペアの良樹の隣で待機している桂里奈は笑顔で順子ちゃんの方を振り向いてくれたが
順子ちゃんとペアにならなくて良かったような安堵の色を浮かべていて
しかしどこか少し残念そうな様子も見て取れる。
気持ちに配慮しているのかもしれないが順子ちゃんに対して複雑な思いを抱えているのは隠しきれない。
ルールの範疇を超えた過激なプレーでいろんな生徒に迷惑をばかりかけていた順子ちゃん。
清水先生に何度も叱られそして桂里奈の気持ちを察し、順子ちゃんに反省の色が浮かんできたのである。
前のようにただルールを守ればいいという反省ではない。
一人で勝ちを意識をするのではなくチームで勝つことを意識して仲間と協力して取り組む大切さに気付こうとしていた。
順子ちゃんは幸助に歩み寄り、自分の乱暴で独りよがりなことをして迷惑をかけてしまったことについて謝罪することにした。
順子ちゃん「幸助ごめんなさい…」
順子ちゃん「話を聞かずに私が勝手に走ってたのはよくなかったね…」
順子ちゃんは幸助の前でゆっくりと頭下げた。
幸助「あ…ああ、いいよ別に…」
素直に謝る順子ちゃんがなんだか新鮮でちょっと不気味であるが反省していることが伺える。
清水先生「ご迷惑をお掛けしてすみません…牛久先生…」
過去に問題を起こしてきた幸助ではあるが、だからといって幸助にこんな仕打ちを受けさせていいものではなく
清水先生も順子ちゃんの担任として一教師としてうまく指導できていないことに責任を感じ牛久先生に謝罪した。
牛久先生「気にしないでください、ちゃんと謝れていい子ですね宮沢さん」
間違いを素直に認めて謝るその順子ちゃんの姿勢を見て、引き気味だった牛久先生は順子ちゃんに対して再評価している。
乱暴なプレーがかなり目立つが間違いに気付けばすぐに修正する子なので
牛久先生はあまり順子ちゃんをあまり悪い子だとは思っていないようである。
運動会の順子ちゃんの練習風景をみて彼女の破天荒さを知り清水先生が世話を焼いていることは重々承知だ。
清水先生「来年の宮沢さんの担任は牛久先生になるんですかね?」
牛久先生「いえ…それはわかりませんが…」
来年の順子ちゃんの担任議論がここでも持ち出されるが未だ不透明、
個人的な希望で清水先生は牛久先生を希望しているがちょっと嫌そうな顔をしている牛久先生。
順子ちゃん「いい子にします…」
牛久先生の様子を見て、嫌われていることを実感しこれから嫌われないようになる順子ちゃん。
桂里奈から感じた複雑な思いが順子ちゃんの心に届いたのだろう。
桂里奈の本人の口から言われたことではないが順子ちゃんのペアになるなんて真っ平ごめんだとか
ストレートに嫌いだとか言われているような雰囲気を順子ちゃんは心の内からそう感じ取ったのだ。
わんぱく娘でも心の内側は乙女のように脆く、人から嫌われたくない年相応の女の子なのである。
順子ちゃん「次からは気を付けます…」
牛久先生「気を付けるってどういうこと?」
牛久先生「君は清水先生に何度も注意されて、それだけじゃなくて周りにも何度も迷惑かけているよね?」
牛久先生は順子ちゃんの言うを気を付けるとは何なのか問い詰める。
昨日の順子ちゃんの個人競技の練習ぶりは牛久先生は把握していないが
今日の団体競技の玉入れ、大玉転がし、そして台風の目で少なくとも順子ちゃんが言っている気を付けるは
ルール守って問題を起こさないことを意味しているのだろうが
経験上、次の競技でまた同じように問題を起こして反省を繰り返してしまうではないかと牛久先生は懸念しているのだ。
順子ちゃん「えっと…」
順子ちゃんは牛久先生の疑問に思わず後ろへ退いてしまう。
音を立てて豪快に吹き荒れていた台風はみるみる緩やかな静寂の風となるように順子ちゃんは沈黙する。
これまで自分の行いで誰かの迷惑をかけ何度も注意され、
悪いことであると自分自身わかっていたもののどこか自分は許されているのだと、どこか甘い考えを持っていたのだ。
牛久先生は幸助の担任であり、その幸助が傷つけられてしまったのだ。
幸助だって牛久先生にとって大事な生徒なのである。
順子ちゃん「ごめんなさい!許してください!二度と…二度とこのようなことはしません!」
順子ちゃん「心から誓います!」
ごめんなさいとか申し訳ございませんでしたとかの謝罪の言葉をかけても
きっと今の牛久先生には許してもらえないかもしれない。
それでも順子ちゃんは地面に膝をつき額に土をつけて深く土下座した。
牛久先生「運動会は君だけのものではありませんよ」
牛久先生「次何か問題を起こしましたら平手打ちですからね!」
順子ちゃん「はい!」
平手打ちはやり過ぎだが、順子ちゃんには良い薬になるだろう。
清水先生「ありがとうございます牛久先生!」
牛久先生の指導が入り順子ちゃんは気を引き締め改心する。
過去に問題児を更生してきた経歴は伊達ではない。
これからは牛久先生が順子ちゃんの監視役になってくれそうで清水先生にとってはとても心強い味方だ。
愛のムチというべきか牛久先生の平手打ちは今後の順子ちゃんの暴走を抑制し、また彼女の行動を牽制できるだろう。
心強い味方を得たと同時に清水先生は来年の順子ちゃんの担任は牛久先生になるのではないかと期待した。
まさに順子ちゃんの担任に相応しそうだ。
来年はどうなるかわからないが、牛久先生の指導は清水先生も教師として参考になり学びとなった。






牛久先生「でも宮沢さんの勝ちたいって気持ちは充分伝わったよ」
牛久先生「台風の目だけは全力で取り組んでほしい」
牛久先生「相手は幸助なんだから遠慮せずにやってほしい!」
幸助「マジか~」
やっぱりペアは変更せず本番までこの組み合わせでいく意向のようだ。
牛久先生「俺が責任取るから幸助も全力でやれよ!」
一般的に6年生と1年生の体格差は歴然であり6年生が本気を出せば当然1年生は追いつけなくなってしまう。
幸助が全力が出した時、順子ちゃんが付いていけず怪我してしまった時に牛久先生が責任を取るということなのだろう。
だが牛久先生が幸助に遠慮なく本気を出していいと言ったのも
順子ちゃんのことを信じその実力に期待しているということなのだ。
幸助「わかりましたよ!牛久先生!」
幸助「今回は俺が悪かった!」
幸助も順子ちゃんに謝り、本来の実力を出し切れなかったことを謝罪した。
幸助「次は全力でいくから俺についてこい!」
順子ちゃん「うん!」
これでようやく順子ちゃんと幸助のでこぼこコンビは、おうとつが綺麗にはまったかのように団結力が高まった。
牛久先生「清水先生、幸助のペアを大トリにしましょう」
清水先生「はい!いいと思う!」
牛久先生は清水先生に台風の目のペアの走者の順番の変更を申し込み、順子ちゃんと幸助のペアを最後にするそうで
勝利を確信したかのような自信に満ちた響きだった。
全チームの生徒は走り終えた。
今回の結果は2組チームが1位で1組チームが2位で3組チームは3位になってしまった。
最初の順子ちゃんと幸助のペアが原因でだいぶ遅れを取ってしまったみたいで他のチームに追いつくことができなかった。
勝つことを優先したはずの順子ちゃんだったがかえってチームを敗北に追い込んでしまったのである。
この結果は順子ちゃんの運動会の練習ぶりを表すものであり
今後への戒めとして牛久先生からの言葉が順子ちゃんの胸に刻子まれたのであった。
次の練習は綱引きである。
順子ちゃんのパワフルな身体能力がどこかで活かせないかと考えた時、運動会の競技で綱引きが思い浮かぶ。
この綱引きで順子ちゃんが反省を生かしつつどのような活躍を見せるのだろうか。




続く
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